第14回
認知症疾患医療センター
全国研修会
大阪大会
大会長挨拶
ご挨拶
大阪公立大学大学院
生活科学研究科特任教授
中西 亜紀
共生社会の実現を推進するための認知症基本法(以下、認知症基本法)が施行され、認知症を取り巻く環境は新たな時代を迎えました。認知症診療においても、抗Aβ抗体薬が登場し、biologicalな診断・治療が求められるようになり、新たな知見を学ぶこと、新たな体制を構築すること、など、私たち自身の変革が迫られていることを痛感する日々です。そのような時期に、この歴史ある全国認知症疾患医療センター研修会の第14回大会大会長を拝命し、身の引き締まる思いです。
認知症疾患医療センターは、全国各地に500か所を超えました。認知症疾患医療センターでは、認知症の疾患特性を踏まえた、当事者の生活を見据えた医療提供が求められていると考えます。その質の向上は、センターの中だけではかれるものではなく、関係機関、関係職種、地域の多様な人々が相互に学び、高めあうことが重要であると考えます。 第14回大阪大会では、自治体にも共催いただき、「新たな認知症観と地域で取り組む認知症診療・ケア」と題し、認知症基本法に基づき取りまとめられた「認知症施策推進基本計画」に述べられている「新たな認知症観」について、医療・介護・福祉、それぞれの立場から、改めて、ともに議論する機会にできればと考えました。
シンポジウム1は、その主旨を踏まえて、これまで大阪で認知症医療・介護・福祉を牽引してきた方々に「当事者の尊厳」という視点から議論していただきます。また、認知症疾患医療センターの重要な課題である、抗Aβ抗体療法、若年性認知症、独居そして、災害支援をテーマに取り上げ、講演、シンポジウムを企画いたしました。
充実した研修会にできるよう準備を進めてまいります。大阪の地で、皆様にお会いできますのを、楽しみにお待ちしております。